コロナ起源再調査の圧迫に…WHO「政治が科学を汚染している」(画像提供:wowkorea)
コロナ起源再調査の圧迫に…WHO「政治が科学を汚染している」(画像提供:wowkorea)
コロナウイルスの起源を明らかにしようとする調査が政治によって汚染されていると、世界保健機関(WHO)が批判した。

現場ウイルス調査を阻んだ中国とこれを再調査しようとする米国の両方を指すものだが、実際にはWHOと中国の間の癒着疑惑を提する米国政府への不満を表したものと解釈される。

28日(現地時間)、米国の経済メディアであるCNBCによると、WHOの緊急対応チーム長を務めているマイク・ライアン氏はこの日、スイスのジュネーブのWHO本部で行われた記者会見で「各国が科学と政治を分離することができるだろうか」という質問に対しこのような心境を吐露した。

ライアン博士は「WHOをこのような状況におくことは、私たちが遂行しようとする科学について非常に不公正な仕打ちだ」とし「このような状況ならば私たちは全世界が求める(コロナ起源の)答えを出すことはできないだろう」と述べた。

最近、米国内ではコロナウイルスが中国武漢のウイルス研究所から流出したという疑惑が再提起され、バイデン大統領が直接、中央情報局(CIA)などに90日以内に調査結果を出せと圧迫しており、中国政府はこれに強く反発している。

前日、WHOのパデラ・チャイブ報道官は、内部の専門家グループがテドロス・アドハノム・ガブレエス事務総長に中国の再調査を提案する予定だと述べている。今月25日、米国はWHOに独立の専門家が中国内の初期データとサンプルに完全にアクセスできるようにして2次起源調査を実施しようと提案した。英国も同じ意見を出した。

今年2月にコロナウイルスの起源を調査するために中国を訪問し調査を行ったWHOは、「実験室流出説には根拠がない」というレポートを出したが、中国政府の圧力に負けて徹底した調査せずに中国に免罪符を与えたという非難が続いた。
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