野山を散歩中の女性、犬に噛まれて死亡…女性が動かなくなるまで離さず=韓国(画像提供:wowkorea)
野山を散歩中の女性、犬に噛まれて死亡…女性が動かなくなるまで離さず=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国・キョンギド(京畿道)ナムヤンジュ(南楊州)市内の野山で50代の女性を攻撃して殺した大型犬が、被害女性の首筋に噛みつき、体がぐったりするまで離さなかったことが調べで分かった。

 25日、警察によると、防犯カメラを分析した結果、犬は今月22日午後2時すぎ、山を散歩していた50代女性の後ろから走ってきて襲撃したという。女性が驚いて振り返ろうとした瞬間、首に噛みついた。そしてその女性が動かなくなるまで噛みついたままだった。

 女性が動かなくなると、犬は近くの山に逃げた。通りすがりの人が血を流して意識を失っている女性を見つけ、病院に搬送したが息を引き取った。

 女性は近くの住民ではなく、この日知人に会いにこの地域を訪れ、一人でいる時に事故に遭ったという。警察関係者は「知人の証言によると、家庭菜園を一緒にやっている時に、ちょっと散歩に行ったようだ」と伝えた。

 救助隊は麻酔銃を撃ち、この犬を捕獲した。犬の体長は150cm、体重30kgほどで、サモエドと豊山犬の雑種だと専門家はみている。捕獲された犬の首には首輪がかけられた痕跡が見つかったが、現在は捨てられたものと推定される。

 事故現場付近に数十匹の犬を飼育する飼育場があり、飼育場の所有者を調べたが、自分が飼育していた犬ではないと強く否定した。警察は飼育場との関連の可能性も排除せずに調べを進めている。

 この犬は、2か月前からこの付近に出没していたという。住民たちは警察に「2か月前から現れ、人が呼ぶと近寄ってきて食べ物をもらったりしていた」、「そんなに荒っぽく見えないのに、人に噛みついて殺したと聞いて驚いた」と伝えた。
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