「世界臨床試験の日」韓国政府、国産の新型コロナワクチン臨床を支援

韓国保健福祉部は、国家臨床試験支援財団と20日午前10時、ソウル市内にある全経連会館で「2021世界臨床試験の日記念行事」を開催すると明らかにした。

　この日の行事は、国産ワクチンの臨床参加の必要性を広め、ワクチン開発に参加中の関係者らを激励するための場として設けられた。

　現在、新型コロナウイルスワクチン臨床試験を進行中の国内企業は5社で、ことし下半期中の臨床3床に進むことが予想されている。臨床3床は、新薬物質の安全性と有効性を最終検証する段階で、大規模な参加者募集が必須となるだけに、企業には大きな努力が要求される。

　特に、ワクチンの場合は治療薬とは異なり健康な人を対象とし、既存の安全性と有効性を立証し許可を得たワクチン接種が拡大しているだけに、国産ワクチン臨床試験への参加者募集はより難しくなっている。

　この状況について、韓国政府は下半期から実施される国産ワクチン臨床3床が円滑に進められるよう様々な支援方案を準備する予定だ。