「漢江・医大生事件」 警察、友人を10時間の事情聴取＆友人の母親の携帯電話も分析＝韓国

ソウル・パンポ（盤浦）ハンガン（漢江）公園で起きた故ソン・ジョンミンさんの死亡と関連し、警察が友人A氏を呼んで事情聴取をおこなった。

　チャン・ハヨン ソウル警察庁長は10日、ソウル・チョンノ（鍾路）区の庁舎で開かれた記者懇談会で「昨日（9日）A氏とA氏の父親が参考人として事情聴取を受けた」とし「A氏の母親の携帯電話を任意提出してもらい、フォレンジック分析も行った」と明らかにした。

　去る9日に行われた参考人としての事情聴取は、約10時間にわたった。彼らは別々に事情聴取を受けた。弁護士が同行して事情聴取を受けたことが確認された。

　また、ソン・ジョンミンさんがA氏と撮った最後の映像で「ゴールデンの件はお前が悪いんだよ」、「それはあってる」という会話を交わしたことについて、警察はこれが趣味生活に関する話だと把握している。

　チャン庁長は「“ゴールデン”という歌手について言及したものとみられる」とし「ヒップホップで使われる用語が登場し、友好的な状況で共通の関心事を話したものとみられる」と説明した。ソンさんがA氏にお辞儀をしたことについては、「具体的な内容は話すのが難しい」としながらも、「画面自体は趣味について話したもの」と答えた。

　続けて「現在、ソチョ（瑞草）警察署強力チーム7チーム全体が該当事件に投入された状況であり、ソウル庁でも毎日関連内容を確認して捜査指揮をしている」とし「今回の事案に対して何の予断もなく実体的真実を探すために最善を尽くす」と明らかにした。

　一方、ソン・ジョンミンさんは先月24日午後11時ごろから25日午前2時ごろまで、現場で酒を飲み眠った後、行方不明となった。そして30日の午後3時50分ごろ、遺体となって発見された。