北朝鮮から韓国に亡命した韓国保守系野党“国民の力”の太永浩 議員(画像提供:wowkorea)
北朝鮮から韓国に亡命した韓国保守系野党“国民の力”の太永浩 議員(画像提供:wowkorea)
北朝鮮から韓国に亡命した韓国保守系野党“国民の力”のテ・ヨンホ(太永浩)議員は今日(8日)「キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長による”ビラ散布”に関する『一言』で “対北ビラ禁止法”(南北関係発展に関する法律改正案)を作り、また 別の『一言』で わが国民を処罰するために捜査に乗り出した」とし「国民が罪人となる現実が嘆かわしい」と伝えた。

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テ議員は今日、報道資料を通じて「きのう(7日)警察が、対北ビラを散布したことを明らかにした わが国民の事務所を家宅捜索した」とし「警察総長の捜査指示から4日後のことだ。対北ビラ禁止法で わが国民が刑事処罰されるという、史上稀にみる事態が発生するようだ」と伝えた。

つづけて「政府は、昨年9月 わが国民が北朝鮮による凶弾で射殺・焼却された事件に対して、責任者の処罰などを北朝鮮に要求しなかった」とし「しかしキム第1副部長の『一言』で ビラ散布禁止法を作り、キム第1副部長の別の『一言』で 今度はわが国民を処罰するために捜査に乗り出した。どうして国がこのように、常識と非常識が入れ替わった国となってしまったのか」と非難した。

テ議員は、対北ビラ禁止法には法理的虚構性があると主張した。テ議員は「政府と与党は、改正の主旨が南北境界線地域住民の生命と身体に対する危険を防止するためにあるとしている」とし「表面的に聞いただけでは、法改正の主旨が わが国民の生命と身体安全保護に集中しているようだ」と伝えた。

しかし「法の具体的条項を読んでみると、政府と与党がキム・ジョンウン(金正恩)政権の気に入るような法を作ろうと、どれほど執拗に その欲深さを出しているかがわかる」と指摘した。

テ議員は「でたらめな法を作っておいて、史上稀な刑事処罰を準備している」とし「しかし あまり心配する必要はない。今後必ず、常識が通じる政府が立つだろう」と伝えた。

つづけて「その時は本当の意味で、南北境界線地域住民たちの生命・安全を保護する賢明な法を作ればいい」と強調した。

今月2日 キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長は、韓国の脱北者団体による対北ビラ散布に反発し「韓国政府が責任をとることになるだろう」と警告している。

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