今年も「非対面孝行」…自治体は「訪問自制」を要請=韓国
今年も「非対面孝行」…自治体は「訪問自制」を要請=韓国
韓国では「家庭の月」と言われる5月を迎え、家族間の集まりやイベントが増え防疫当局が 新型コロナウィルス感染症拡散を憂慮している。蔚山等を中心に拡散している海外流入変異ウィルスの地域間伝播の可能性があるためだ。各地方自治団体は地域社会の伝播を防ごうと父母の日の故郷訪問を自制するよう呼びかけた。

中央防疫対策本部によると7日0時基準でコロナ感染国内新規感染者は525人と集計された。全国から大小の集団感染が相次ぎながら未だ一日500人以上の感染者が出ている状況だ。“ソーシャルディスタンス”段階調整の核心指標である一日平均、地域発生感染者数も約554人と、未だ2.5段階(全国400~500人以上)範囲に留まっている。

このようにコロナ感染拡散の速度が衰えず昨年に続き今年の父母の日にも「非対面孝行」を選択する人々が増えている。就職プラットフォームJob Korea等が父母の日を迎え会社員 1302人を対象にアンケート調査した結果でも両親から独立した会社員621人中37%は今年の父母の日はプレゼントを非対面で伝達する計画だと応答した。

毎年父母の日のイベントを進行している自治体らは今年、非対面形式でイベントを進行した。釜山市は7日、親子が互いに送り合うメッセージを紹介。また、ご老人達へカーネーションを伝達する等の父母の日記念イベントをオンライン生中継した。ソウル瑞草区でも1人で暮らす老人らへ手紙と一緒にカーネーション、健康食品等のプレゼントを直接家庭訪問し渡した。

子供の故郷訪問が心配される一部の自治体は訪問自制を呼びかけた。慶南咸陽郡は在外郷友会に「父母の日等で故郷訪問できるだけ自制し電話等を利用し心の故郷訪問をお願いする」と呼びかけする内容の手紙を送り、昌原市は居昌郡等もコロナ感染拡散防止のためにもできるだけ故郷訪問と旅行を自制してほしいと呼びかけたことを明かした。

一方、防疫当局は老人ホーム・施設に滞在する両親との対面面会は不可能だと話した。ユン・テホ中央事故収拾本部防疫総括班長は7日、「父母の日なので老人ホーム施設におられるご両親やご老人たちと会おうと思う気持ちがとても強いかと思います。現在は制限的に面会を許可していますが、全面的な面会にはまだ難しい側面があります」と説明した。

防疫当局はまた、家族との集まりを計画するときは、同居家族範囲から集まりの範囲を決めなければならないとも強調した。集まる場所は室内よりも密着度が低い野外を考慮し、閑散した時間帯や場所を選択せねばならないと提案した。防疫当局の基準によると現在5人 以上の私的な集まりは禁止されているが、直系家族は最大8人まで集まることができる規定だ。

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