ファイザー製のワクチンに続きAZ製も1次接種中断か=韓国(画像提供:wowkorea)
ファイザー製のワクチンに続きAZ製も1次接種中断か=韓国(画像提供:wowkorea)
アストラゼネカ製のワクチンが物量不足により、1次接種を中断しなければいけないのではという予想が出ている。2次接種の物量まで大部分が活用され、1日2日でワクチンが底をつく状況のせいだ。

2日、韓国の防疫当局によると、今まで韓国国内に導入されたアストラゼネカ製のワクチンは200万6000回分だ。2月に個別契約した物量157万4000回分と4月にコバックスを通じて入ってきた43万2000回分だ。

防疫当局はこれまで2次接種分までを1次接種に使用してきており、その結果2日0時基準でアストラゼネカ製ワクチンの接種者は1~2次接種者を合わせて182万9425人だ。単純計算で残ったアストラゼネカ製のワクチンは17万6575回分だけだ。

1日に約10万人がアストラゼネカ製のワクチンを接種しているという点を考慮すれば、1日2日で韓国国内にあるアストラゼネカ製のワクチン物量は底を見せることになる。

最小残余量注射器(LDS)を使用しており、使用物量が増えることもあるが、数日以上持つことはないという展望だ。

これにより、ワクチンの導入までアストラゼネカ製のワクチン1次接種が延期になる可能性が大きい。これに対し防疫当局は3日、特別防疫点検会議を進行した後、2分期接種計画と共に詳しい内容を明らかにするという立場だ。

ソン・ヨンレ中央事故収拾本部社会戦略班長は、「アストラゼネカ製のワクチン接種予約は4月末まで受けると理解している」とし、「ファイザー製の場合供給は一定だが、アストラゼネカの場合は供給が一度に多く供給される方法で、多少の偏差が起きる状況であり、5月の計画は3日に発表される」と話した。

問題は14日になると、アストラゼネカの2次接種が本格的に開始されるという点だ。当局は現在、アストラゼネカ製の接種間隔を11週と決めている。2月26日より療養病院と療養施設で接種を開始したことを考慮すると、5月14日から2次接種に突入しなければいけない。

これにより、それまでに当局はアストラゼネカ製の物量導入を確定しなければいけない。韓国政府は今月コバックスを通じて166万8000回分を受け取ることにしており、個別契約した700万回分は今月から6月まで順次供給される予定だ。

一方、これよりも前に1次接種を5月中下旬へと延期したファイザー製のワクチンに対し、韓国政府は不足した状況ではないという点を強調した。ファイザー製のワクチンの場合、毎週一定の物量が供給されており、物量が不足したわけではなく、3週という2次接種までの間隔のせいで1次接種を5月下旬へ遅らせただけだという説明だ。

韓国政府は先月30日、ファイザー社のワクチンに対し、1次接種を当分自制して欲しいと各自治体の予防接種センターに要請したことで、ワクチンが不足しているのではという指摘がでた。1次接種を拡大するために2次接種の物量を使用し、新規物量を2次接種に活用していたら、1次接種が事実上中断になった。

ソン班長は、「ファイザー社のワクチンが底をついたということで接種が可能なのか不安な方が多いが、これは事実ではない」とし、「ファイザー社のワクチンは2次接種に集中する為に1次接種の対象を少なくし、その後再び増やすことでより多くの高齢者に1次接種を行うためにこのような方法を選んだ」と説明した。


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