中国は、台湾に対する圧力のレベルを上げている。今年に入り中国軍は、台湾の防空識別圏(ADIZ)に200回以上進入し、高度30メートルの低空飛行まで試みるなど、戦争への懸念が高まっている。

今日(27日)、香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、中国人民解放軍“運-Y”技術偵察機1機が、前日午前(現地時間)台湾の防空識別圏に進入し、レーダー反応を試験し 情報を収集した。

台湾の新聞“自由時報”は、航空機の位置追跡情報を提供するフェイスブックアカウント“台湾西南空域”を用いて、中国の軍用機が数回ADIZに進入したと報道した。特に午前9時47分頃には、海水面から30メートルの高さで低空飛行した。

これは 台湾側レーダーの監視死角地帯を測定し、レーダーの電波の地形による影響などを調べるために、作戦を繰り広げたものだという見方が出ている。

また 中国は、台湾の独立の動きに対しても、強く警告している。

中国で台湾政策を担当している国務院(政府)台湾事務弁公室の報道官は 前日の記者会見で、台湾の蔡英文総統が「台湾は正常化国家となった」と発言したことについて「民主進歩党(民進党)当局が、『独立』というテーマを操作し煽っている」とし「この世には一つの中国だけが存在し、永遠に中国から分裂することはできない。中国の主権と領土保存問題は、必ず全体の中国人民が決定しなければならない」と指摘した。

また「民進党当局と“台湾独立”分裂勢力は、醜いパフォーマンスだ」とし「台湾同胞の利益と福祉を脅かす不健全な思想によって、台湾同胞たちに深刻な災難を招いているだけだ」と強調した。

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