ヨーロッパ「新型コロナ感染者急増」のインドに、次々と「緊急支援」

EU（ヨーロッパ連合）とEU所属の主要加盟国たちは、次々と新型コロナウイルスによる感染者が急増しているインドに、緊急支援をすることを明らかにした。

ウルズラ・フォン・デア・ライエンEU執行委員長は25日（現地時間）、自身のツイッターを通じて「インドの感染症状況に驚愕（きょうがく）した」とし「我々は支援する準備ができた」と明らかにした。つづけて「EUはインドによる“EUの市民保護メカニズム（EU Civil Protection Mechanism）”を通じた支援要請に速やかに対応するため、支援を集中している」とし「インド国民との完全な連帯を維持していく」と付け加えた。“EUの市民保護メカニズム”は、世界各国が直面した災難に対応し、市民たちを保護しようという主旨により設けられた協力プログラムである。

一方、ドイツ政府の報道官もこの日ツイッターを通じて「パンデミックとの闘いは、我々全ての共同の闘いだ。ドイツはインドと連帯し、支援作戦を速やかに準備している」という、アンゲラ・メルケル首相の発言を伝えた。

また、フランス大統領室の関係者も数日以内に、インドに酸素呼吸器を含めた支援物品を送ることにしたことを明らかにした。

さらに、EUから脱退した英国もこの日インドに、酸素濃縮器と呼吸器などの必須医療装備を1次として送り、来週後半には 追加の支援にも乗り出すと発表した。