水俣病の被害者たちは、福島原発汚染水の海洋放出の決定を非難した(画像提供:wowkorea)
水俣病の被害者たちは、福島原発汚染水の海洋放出の決定を非難した(画像提供:wowkorea)
300人あまりの死者を出した日本最悪の環境汚染事故として記録されている水俣病集団発病事態の被害者たちは、福島原子力発電所汚染水の海洋放出の決定を非難した。

今日(20日)毎日新聞によると、水俣病被害者・支援者連絡会は前日、水俣市で記者会見を開き、“福島第1原発汚染水を希釈すれば海に捨てても安全だ”という日本政府の主張に対して反発した。放射性物質であるトリチウムを希釈しても、海に放出される量は減らないという説明である。彼らは「(食物連鎖によって濃縮する)生物濃縮で、メチル水銀が人体に影響を及ぼした事実を、私たちは水俣病で経験した」と指摘した。

当時「排水に含まれた水銀が、海水で希釈され安全だ」という主張が出ていたことも、今回の原発汚染水の放流と似ている。

水俣病被害者の長井勇氏は「水俣病になって苦しかった」とし「(汚染水を)海に流すのはやめてほしい」と涙ながらに語った。同じく被害者の一人である、2019年スイス・ジュネーブで開かれた水銀条約締約国会議で水銀被害根絶を訴えた松永幸一郎氏は「なぜ平気で海に流すのか」とし「日本は世界の見本になっていない。恥ずかしい」と語った。

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