韓国外交部、来月16日まで特別旅行注意報を再発令…旅行の取消・延期を勧告

韓国外交部（外務省に相当）は、新型コロナウイルスの余波で韓国国民の全ての国・地域への海外旅行に対し、特別旅行注意報を18日から1か月間再発令すると明らかにした。

17日外交部によると、今回の特別旅行注意報は別途の延長措置がない限り、来月16日まで維持される。

これに先立ち、外交部は昨年3月23日に全ての国・地域に対する特別旅行注意報を発令し、これを延長し続けている。

特別旅行注意報は、短期的に緊急な危険がある場合に旅行警報2段階以上3段階以下に準ずる警報を発令するもので、海外旅行計画を取り消すか延期することを勧告する措置だ。

今回の特別旅行注意報の発令は、世界保健機関（WHO）の世界的流行（パンデミック）宣言、新型コロナウイルスの全世界的な拡散持続、相当数の国が全世界を対象とした入国禁止・制限および航空便運航の中断などを行っている状況を考慮し決定された。

特に、韓国国民が海外旅行中に新型コロナウイルスに感染する事例の防止と、国内防疫においても韓国国民の海外訪問自粛が緊要な状況であることを考慮した。

外交部は、「海外旅行を計画している国民は旅行を取り消すか延期し、海外に滞在中の国民は新型コロナウイルス感染被害に露出しないよう衛生規則順守の徹底、大衆行事への参加および外出・移動の自粛、他人との接触の最小化を実践してほしい」と求めた。