韓国国会 外交統一委員会所属の野党“国民の力”の議員たちは、北朝鮮人権法の施行を求めるため、李仁栄 統一相と面談し、抗議した(画像提供:wowkorea)
韓国国会 外交統一委員会所属の野党“国民の力”の議員たちは、北朝鮮人権法の施行を求めるため、李仁栄 統一相と面談し、抗議した(画像提供:wowkorea)
韓国国会 外交統一委員会所属の野党“国民の力”の議員たちは きのう(15日)、北朝鮮人権法の速やかな施行を求めるため、イ・イニョン(李仁栄)統一相と面談し、抗議した。

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面談を終えた この野党議員たちは記者たちに「ムン・ジェイン(文在寅)政権は、北朝鮮人権問題を非常におろそかにしている」と指摘し「5年前 国会で通過した人権法が、死文化され放置されている。この問題について統一相に対して、誤った部分を是正するよう強く要求した」と語った。

2016年に韓国国会を通過した「北朝鮮人権法」には、北朝鮮人権増進に関する研究と政策開発遂行のため、北朝鮮人権財団の設立が明示されている。財団発足のためには、統一相と国会推進を通じて12人以内の理事を置かねばならないが、与党(5人)と大臣(2人)の理事が推進されないまま、発足できずにいる状況である。

このことについて イ統一相はこの日「積極的に検討する」、「外交部(外務省)と緊密に協議する」と答えただけであったという。

今回 面談に参加した野党議員たちは「(現政府において)北朝鮮人権問題は、優先順位で下位圏にある」とし「北朝鮮政権によく思われることで見返りを受け、対北平和ショーを通して国内選挙にそれを利用するという魂胆だけが頭の中にある」と主張した。

また「文大統領は最近 ミャンマーについて、軍部により暴行が行なわれていることに対して糾弾すると語っているが、わが国民である北朝鮮住民たちは世界で最も酷い人権弾圧を受けているにもかかわらず、沈黙を貫いている」とし「北朝鮮人権決議案が国連で論議されても、大韓民国は参加さえしていない」と指摘した。

つづけて「韓国政府は人道主義が云々と言って北朝鮮に対する支援を話しているが、その“人道主義”というのは わが国民である北朝鮮住民たちのためではなく、キム・ジョンウン(金正恩)労働党総書記をはじめとした“北朝鮮の権力層への人道主義”ではないか」とし「国際社会で大韓民国の威信は地に落ちている。(イ統一相と)韓国政府が国際社会で なぜこのような評価を受けなければならないのかについても、話し合った」と語った。

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