ワクチン接種翌日は必ず休息すべき…医療関係者 ワクチン接種 体験記続々 = 韓国(画像提供:wowkorea)
ワクチン接種翌日は必ず休息すべき…医療関係者 ワクチン接種 体験記続々 = 韓国(画像提供:wowkorea)
韓国国内で新型コロナウイルスワクチン接種が始まって10日が過ぎるなか、SNSなどのオンラインに新型コロナワクチン接種の体験記が続々と投稿され、注目を集めている。特にできるだけワクチン接種の翌日は休むことが望ましいという意見が大半を占めている。

 それによると、ワクチン接種後に現れる主な症状は、△発熱38度以上、△筋肉痛、△吐き気などだ。

 ある ツイッター(Twitter) ユーザーは「午前10時頃にワクチンを接種した後、夕方から痛みが出て、明け方まで発熱が続き嘔吐もした」とし「職場の同僚たちも同様に症状が長引いて早退できずにいたが、熱が38.6度前後まで上がり、点滴を打って早退した」とツイートした。

 別のTwitterユーザーは「勤務スケジュールを考慮せずに早く接種しろと言うので、体調が悪くても働かなければならず、もし仕事を休んだ場合、他の人が影響を受ける」とし「病院が一定数の看護師をしっかりと確保できない場合は、休診する必要がある」と主張した。

 また別のTwitterユーザーは「副作用の有無に関わらず、ワクチンの接種後は安静にすることができ、副作用が現れた場合でもリラックスして休める勤務環境を望んでいる」とし「ワクチンが早く普及して接種できることは歓迎するが、その過程で医療関係者は悩まされている」と書き込みした。

 看護師が利用するあるコミュニティにも「ワクチン接種後に勤務したが辛かった。私たちの病院では特段の異議申し立てもなくほぼ全員が接種する雰囲気だが、できるだけ翌日夜勤明けの人たちが、ワクチンの接種後にゆっくり休息できたら良い」といった体験記が連日共有されている。

 また「タイレノールを飲んでも効果がないので、注射を打ちながら三日間夜勤を耐え抜いたが、ワクチンの効果が弱まるのではないか心配だ」という書き込みもあった。

 さらにすぐワクチンを接種し、しっかり休めない医療関係者のために交代要員の準備が急がれるという指摘もある。これは医療関係者がしっかり休めず薬を服用しながら患者を看護している状況なうえに、最悪の場合医療事故が発生するかもしれないという懸念からだ。

 6日、このような懸念が続き大韓医師協会は「政府勧告文、新型コロナウイルスワクチン接種後対応方案 」を打ち出した。

 その内容では「発熱が38.5度未満かつ発熱してから24時間以内である場合、できるだけ解熱剤を飲まないことが好ましい。しかし、熱が38.5度以上で辛い場合は解熱剤を服用してもよいが、抗体の形成に影響を与える可能性が低い「アセトアミノフェン(タイレノール)」を推奨するとしている。

 これに関連して、オム・ジュンシク カチョン(嘉泉)大学キル病院 感染症内科教授は「新型コロナウイルスワクチンは既存のワクチンと全く違い、技術力で作ったワクチンであり免疫を誘導する能力が飛び抜けていると考えられる。そのため、接種後に異常反応が発生する頻度が高い可能性がある。新型コロナウイルスワクチン接種後の異常反応に対する体系的な調査を早急に行い、誤解と不信を腐食する必要がある」とフェイスブック(Facebook)に書き込みした。

 一方、9日間でのワクチンの累計接種者は約31万人で、全国民の0.6%に当たる。政府は11月までに集団免疫の形成を目標としている。
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