新型コロナウイルスによるひきこもりを狙った新手の詐欺が流行… 5つの組織 50人摘発 21人拘束 = 韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスによるひきこもりを狙った新手の詐欺が流行… 5つの組織 50人摘発 21人拘束 = 韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの拡大によりソーシャルディスタンスが日常化し、家で多くの時間を過ごすいわゆる「ひきこもり族」を狙ったモムケム詐欺( スカイプなどのビデオ通話アプリを利用して卑猥なビデオ通話を誘導・録画し脅迫する犯罪)が流行しており注意を呼びかけている。

 キョンギ(京畿)南部警察庁によると、モムケム詐欺は昨年、京畿南部地域だけで616件発生したことが確認されている。

 これは新型コロナウイルスの流行以前である2019年の540件に比べ、76件(14%) 増加している。

 モムケム詐欺はカカオトークなど SNS のビデオ通話を利用し、体を露出することなどを誘導した後、これを録画して金品を要求し脅迫する犯罪である。

 ビデオ通話の過程で解析度などを理由に、悪質なコードが含まれたアプリの設置などを推奨した後、盗み取った個人情報を利用して、家族や知人に録画した動画を流出させると脅迫する手法だ。

 京畿南部警察庁は昨年2月から今年2月までに、モムケム詐欺などの被害者ら511人から約22億ウォン(約2億1千万円)を騙し取った5つの詐欺組織及び主犯格、45人を検挙してこのうち21人を拘束した。

 中国で犯行を企て、管理・総括する主犯格5人については、個人情報を特定した後に逮捕令状を受け、国際指名手配中である。

 警察はモムケム詐欺の犯罪被害を防ぐために、法律をしっかりと守るべきだと呼びかけている。

 そのためには、 体を露出することなどを誘導する過程で相手がファイルを送ってくる場合、絶対に開いてはいけない。そしてスマートフォンのセキュリティを最新にアップデートし、悪質なコードが含まれたアプリなどを遮断すべきである。

 警察の関係者は「一回お金を送金すればさらにお金を要求するなど、脅迫を受ける可能性がある。」とし「 もし被害にあった場合、絶対にお金を送金せず、最寄りの警察署にすぐ通報して欲しい。」と要請した。

一方、京畿南部警察庁は国家捜査本部発足と合わせて、3つの「サイバー経済犯罪システムチーム」を新設・運営し、モムケム詐欺やサイバー詐欺などの犯罪に対して集中的に対応している。
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