コロナワクチン接種が秒読み…韓国の経済成長率への影響は?(画像提供:wowkorea)
コロナワクチン接種が秒読み…韓国の経済成長率への影響は?(画像提供:wowkorea)
韓国の疾病管理庁が、食品医薬品安全処がコロナワクチンとして初めて許可したアストラゼネカワクチン接種を25〜26日から開始するという目標を立てる中、韓国の経済成長率の見通しへの影響も注目される。

専門家は、疾病管理庁の目標通りに2月にコロナワクチン接種を開始しても、まだ全国民が対象ではなく集団免疫の形成にもかなり時間がかかり、成長率が大幅に調整される可能性は低いと判断している。

12日、政府などによると、食品医薬品安全処がアストラゼネカのコロナワクチンの使用を公式許可し、韓国内でもこのワクチンを接種することができるようになった。疾病管理庁は26日から病院・施設入所者、医療従事者に75万人分を接種する計画である。

世界各国にワクチンが供給、接種が開始され、景気回復への期待感は、韓国経済の見通しにも反映されている。1月、国際通貨基金(IMF)は、今年の韓国の経済成長率を当初の見込みよりも少し上がった3.1%に引き上げた。昨年10月時点の予測値は2.9%であった。

国内外の経済関連機関も概ね今年の韓国の経済成長率が3%前後を記録すると予想している。ただし、経済協力開発機構(OECD)は、今年の韓国の経済成長率の見通しを3.1%から2.8%に引き下げた状態だ。

全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院のジョ・ギョンヨプ経済研究室長は、「第1四半期末から(接種)しても集団免疫の形成は第4四半期まで待たねばならないだろう」とし、「集団免疫が形成されれば経済への実質的な支援となるが、政府が(ワクチン確保に)積極的に取り組まなかったことの副作用があるようだ。すでに遅れている感が否めない」と憂慮した。
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