明らかになった北朝鮮外交官脱北「ラッシュ」…制裁強化と家族保護が原因(画像提供:wowkorea)
明らかになった北朝鮮外交官脱北「ラッシュ」…制裁強化と家族保護が原因(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の外交官が相次いで脱北して韓国に入国しており、脱北が続く背景が注目される。

強化された対北朝鮮制裁のため、各国公館での外交官の活動範囲は減っているが、北朝鮮当局が彼らに要求する役割が大きくなった負担感とともに、子供と家族との将来を考慮して脱北を決定していると分析される。

今月25日、クウェート駐在北朝鮮大使館の参事官だったリュ・ヒョンウ元大使代理が、2019年9月頃に韓国に入国していたことが後になって確認された。リュ・ヒョンウという名前は、韓国入国後に改名した名前と伝えられた。

国家安全保障戦略研究院のキム・インテ専任研究委員は、ニュース1との通話で、北朝鮮外交官脱北の原則的な理由について、「一つ二つの直接的な動機というよりも、北朝鮮の対内外環境が良くなかった」と分析した。

それとともに、対外的な要件として「強い制裁のために外交官の公館での活動も制約を受けうる環境だが、北朝鮮当局からの指示はさらに重くなるしかない」と指摘した。

北朝鮮の外交官たちが亡命を選択するもう一つの理由は、主に子供の将来の問題だと分析されることもある。

リュ元大使代理も家族と一緒に韓国に来たが、子供の学業と未来を考慮して脱北を選んだことが分かった。

国民の力のテ・ヨンホの議員も「いくら北朝鮮で特権層として生きてきても、海外に出て比較対象が生じた場合は心が変わるしかない」とし「親として子どもには奴隷のような生活をさせることができなかったのだろう」と述べた。

また、貿易や外貨業務を引き受けた北朝鮮外交官は、北朝鮮に帰った後、お金に関する問題が生じた場合に身辺に脅威を感じることもあり、脱北を選択することも分かった。
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