韓国「2019年から2020年 対日フッ化水素輸入の推移」(画像提供:wowkorea)
韓国「2019年から2020年 対日フッ化水素輸入の推移」(画像提供:wowkorea)
日本政府が韓国に対して“輸出規制”の品目として指定した半導体製造用の「フッ化水素(エッチングガス)」の昨年の輸入額が、74%以上 減少したことが明らかとなった。

日本の規制発表以降 サムスン電子・SKハイニックスなど韓国内の半導体企業は、足早に国産化への代替に成功し、“対日フッ化水素”の輸入額は2003年以降 17年ぶりに1000万ドルを下回った。

今日(25日)韓国関税庁の貿易統計によると、昨年の1年間 韓国が日本から輸入した半導体製造用フッ化水素の輸入額は、約938万ドルと集計された。

これは その1年前である2019年の約3634万ドルに比べて、74.2%も急減したことになる。

韓国が日本から半導体製造用フッ化水素を輸入した金額が、年間基準で1000万ドルを下回るのは、2003年の約783万ドル以降 17年ぶりのことである。

特に ここ4年間の輸入額の推移をみると、大幅な変化が表れている。2017年には4316万ドルであった対日フッ化水素の輸入額は、2018年に約55%増加の6686万ドルとなり、史上最高値を記録した。

しかし その1年後である2019年には、日本製フッ化水素の輸入額は約半分近くである3634万ドルまで減少し、昨年は更に70%以上減少、1000万ドル未満まで急減した。

対日フッ化水素の輸入額が急減したのは、日本政府が韓国を相手に2019年8月から電撃的に施行した「輸出規制」政策のためである。

しかし 韓国企業たちの工場でフッ化水素が生産され、半導体企業に供給され始めたことで、韓国の年間フッ化水素の輸入額も減少したことが明らかとなった。

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