韓国女子ショートトラック選手への性暴行事件、元コーチにきょう（21日）宣告

韓国氷上の”看板選手”に対して数年にわたって性暴行を繰り返した容疑で起訴され元ショートトラック韓国代表コーチのチョ・ジェボム被告（39）にきょう（21日）刑罰が下る。

シム・ソクヒ の最新ニュースまとめ

　水原地裁は21日午後、児童青少年の性保護に関する法律違反（強姦など致傷）などの容疑で起訴されたチョ被告に対する宣告公判を開く。

　チョ被告は2014年8月から2017年12月の間、選手村やスケート場など7か所でショートトラック韓国代表のシム・ソクヒ選手に対するおよそ30回の性暴行、強制わいせつの罪で起訴された。

　当時のシム選手の年齢を考慮して、2016年以前の容疑は児童青少年法違反に該当する。チョ被告はまた、シム選手が成人した後から2018年平昌冬季オリンピック開幕直前までにも性暴行を続けていたことが調査で明らかとなった。

　なお、検察は昨年10月に開かれた同事件の結審公判でチョ被告に対し「被害者を相手に数十回にわたり性犯罪を繰り返し、その後は容疑を否認するなど罪質は極めて不良」とした上で、懲役20年を求刑。加えて、120時間の性暴力治療プログラム受講および就業制限10年、保護観察5年を請求した。