南アフリカ変異ウイルスは、新型コロナワクチンの効果を低下させるかもしれないという研究結果が伝えられた(画像提供:wowkorea)
南アフリカ変異ウイルスは、新型コロナワクチンの効果を低下させるかもしれないという研究結果が伝えられた(画像提供:wowkorea)
南アフリカ共和国で発見された変異ウイルスが、新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果を低下させるかもしれないと、英国経済紙のファイナンシャルタイムズ(FT)が6日(現地時間)報道した。

南アフリカ共和国 KwaZulu-Natal大学のオリベイラ教授は、FTとのインタビューで「現在としては、ワクチンが少し効果的でない可能性があると考える」と語った。

南アフリカの変異ウイルスは、英国の変異ウイルスとは異なり、E484Kという突然変異をもっている。この突然変異は、ウイルスが人間の細胞に浸透するために使われるスパイクたんぱく質を変化させ、ワクチン接種により形成された抗体を中和させる可能性があるというのが、FTの説明である。

米シアトルのフレッドハッチンソン癌研究所は、新型コロナに感染した人々から採取した抗体を試験した結果、E484K突然変異をもった変異ウイルスが 中性化抗体数値を大きく減少させたという研究結果を、去る5日に発表した。

オリベイラ教授は、自身の研究チームもフレッドハッチンソン癌研究所と同様の結論に至ったとし「抗体中性化に対するこの発見は、我々の論文において かなり強調された」とし「心配すべき理由がある」と伝えた。

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