朝鮮中央放送は前日(2日)、防疫段階(レベル)を最高水準に格上げし、飲食店など一部商店の営業を中断、市域別に人の移動を制限する措置を断行したと報じた。
労働党の機関紙「労働新聞」も3日、「人々の責任感と役割にかかっている」とのタイトルで記事を掲載し、「全ての住民は自身の肩に祖国と人民の運命がかかっていることを一瞬たりとも忘れることなく、超緊張状態を維持しなければならない」と防疫の重要性を強調した。
北朝鮮は、ことし冬に新型コロナウイルスが再拡散すると予想し、防疫段階を「超特級」に引上げ、準備を整えている。
これを前に北朝鮮は、新型コロナウイルスにより非常防疫法を制定し、伝染病伝播のスピードと危険性に応じて「1級」「特級」「超特級」の3段階に分類した。
一方で、北朝鮮が今回のように「超特級」に防疫段階を引上げ、国境封鎖をより強化したことで、北朝鮮住民の経済難がより深刻化していると懸念される。さらに、北朝鮮当局の財政状況も「相当、悪化している」との観測も提起されている。
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