トマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権報告官(画像提供:wowkorea)
トマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権報告官(画像提供:wowkorea)
トマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権報告官は、朝鮮半島西部の海上で発生した北朝鮮軍による韓国公務員銃殺事件に関する情報を、遺族に対して十分に提供するようにという内容の“嫌疑書簡(allegation letter)”を、韓国と北朝鮮政府に送ったことを明らかにした。

キンタナ報告官は18日、韓国のトンア(東亜)日報とのインタビューで「ジュネーブ駐在の南北国連代表部に、今回の事件に対する深刻な憂慮が盛り込まれた書簡を送った」とし「南北両国に、今回の事件が人権侵害であり、国際人権法に反していると指摘した」と伝えた。

キンタナ報告官が、韓国と北朝鮮政府にそれぞれ書簡を送ったのは、去る16日である。

キンタナ報告官は「韓国政府に送った書簡で、遺族が(真相究明のための)情報に接することに制限を受けている問題を提起した」とし「北朝鮮には、この事件に関する情報に接することができるよう要請し、海岸に行こうとした人をすぐさま処刑したことについて、憂慮を示した」と強調した。

キンタナ報告官は先月 国連総会で、この事件を公式に報告している。また 来年初め頃には調査のために直接 訪韓するという意志を伝えた。

キンタナ報告官は「(事件調査のために)来年初め頃 訪韓する可能性がある」とし「あまりにも長い時間が過ぎてしまうので、南北に書簡を送った。遺族は完全な情報と証拠を得る資格があるためだ」と語った。

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