チョン・セギュン国務総理「未婚の母の苦痛に胸が痛む…捨てられる子がなくなるようにする」=韓国(画像提供:wowkorea)
チョン・セギュン国務総理「未婚の母の苦痛に胸が痛む…捨てられる子がなくなるようにする」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・セギュン(丁世均)国務総理は16日、最近乳児がベビーボックスの横で死亡した状態で発見されるなどの悲しい事件に言及し「これ以上、貧しさと偏見で捨てられる子どもがなくなるようにしていく」と約束した。

丁国務総理はこの日、自身のフェイスブックで「生まれたばかりの赤ん坊がベビーボックスの横で冷たくなった遺体で発見された。ある未婚の母は出産した乳児を20万ウォン(約1万8500円)で養子縁組させるとインターネットに書き込んだ」とし、このように述べた。

丁国務総理は「非難に先立ち、一人で出産の恐怖に耐え、崖っ淵に追い込まれた切迫した心情が思い浮かんだ」とし「片親家庭の苦痛を政府が癒してあげられなかったという思いで胸が痛んだ」と明らかにした。

続いて「今日、重い心で片親家族支援対策を出す」とし「片親たちが堂々とすることができてこそ、子どもも幸せだ。未婚の母の妊娠と出産、片親の子どもの養育を厚く支援していく」と述べた。

丁国務総理は「第一に、突然の妊娠・出産で社会から孤立した未婚の母が政策の死角地帯に置かれることがないよう、妊娠・出産における悩み相談と政策情報の提供、医療費支援を強化していく」と説明した。

続いて「第二に、未婚の母など片親家族に対する社会的偏見を解消するため、法令や日常生活での差別的要素を改善していく」と述べた。

また「片親でも安定した環境で子どもを養育できるよう養育費支援を強化し、子どもの世話や住居支援も拡大していく」とし「学生が未婚の母となった場合、学業猶予や休学を認めて学業を続けられるよう支援し、片親でも自立できるよう職業訓練やオーダーメイド型就職連携支援を強化していく」と述べた。

丁国務総理は「差別や偏見が怖くて、子どもを放棄しないように政府が支援する」とし「政府は未婚の母など、片親家族が経済的困難と社会的差別なく家族の一主体として堂々とできるように最善を尽くしていく」と述べた。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 83