野菜など生鮮品価格が大幅に上がった。スーパーで野菜を選ぶ買い物客(資料写真)=(聯合ニュース)
野菜など生鮮品価格が大幅に上がった。スーパーで野菜を選ぶ買い物客(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が6日発表した消費者物価動向によると、9月の消費者物価指数は前年同月比1.0%上昇し、3月(1.0%)以来、半年ぶりの高水準となった。8月まで梅雨が続き、農畜水産物が大きく値上がりしたため。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外食を控える傾向が続いているほか、国際原油価格の下落や教育分野の政策支援強化などが要因となり、全体的な物価上昇は抑えられている。 前年同月比の物価上昇率は1~3月は1%台だったが、新型コロナウイルスの影響が本格化した4月は0.1%に鈍化、5月は0.3%のマイナスに転じた。6月は横ばいとなり、7月は0.3%、8月は0.7%、9月は1.0%と上げ幅が拡大している。  9月は商品の物価が前年同月比1.5%上昇した。中でも農畜水産物が13.5%上がり、2011年3月以来の高水準だった。ハクサイやダイコン、国産牛肉などの上昇率が大きかった。 工業製品は原油安の影響で0.7%下落した。電気・水道・ガスも4.1%下がった。 サービス物価は0.5%上昇した。このうち個人サービスの上昇率は1.3%だった。公共サービスは1.4%下落した。 変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は0.9%上がった。天候による値動きが大きい50品目から算定する「生鮮食品指数」は21.5%上昇し、2011年2月以来の大きな上げ幅となった。
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