デリバリーフードアプリで注文した食べ物の異物申告1596件…食薬処摘発はわずか328件=韓国(画像提供:wowkorea)
デリバリーフードアプリで注文した食べ物の異物申告1596件…食薬処摘発はわずか328件=韓国(画像提供:wowkorea)
デリバリーフードアプリを通じて注文した食べ物に関連し、衛生当局の管理及び監督が疎かになっているという指摘が出ている。

キム・ウォニ の最新ニュースまとめ

5日、国会の保健福祉委員会に所属するキム・ウォニ議員(共に民主党)が食品医薬品安全処(食薬処)から提出を受けた資料によると、昨年7月16日から今年7月31日までにデリバリーフードアプリの注文に関連し受け付けられた異物申告の件数は、計1596件に達した。

申告された異物は毛髪が440件で最も多かった。虫は409件で、その次に多かった。ガラス・紙・ティッシュ・木の破片など、その他の異物は330件を占め、カビも34件に達した。

昨年7月から施行された食品衛生法第46条によると、デリバリーフードアプリなどの通信販売仲介業者は、消費者からデリバリーフードの異物申告がされた場合、直ちに食薬処に通報しなければならない。

一方、食薬処が昨年から今年8月まで点検した「デリバリーフード登録業者の衛生状態現況」によると、全体5万1777件のうち食品衛生法違反で摘発された件数は375件(0.72%)にとどまった。

その中でも、異物の発生と直接関連のある衛生的取扱基準違反の摘発件数は92件だった。これは異物の申告件数に比べると非常に少ない数値だ。食薬処が是正命令などに関連し行政処分を下したケースは325件だけだった。

キム議員は、「デリバリーフードの場合、消費者が該当業者の衛生状態を判断することが難しいため、衛生当局の管理・監督が重要だ」とし、「日増しに成長するデリバリーフード市場の規模に合わせ、衛生当局では形式的な点検ではない、より徹底した点検を行うよう努力すべき」だと述べた。

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