菅義偉首相は去る2017年、韓国のイ・ビョンギ(李丙ギ)前大統領秘書室長が賄賂供与などの容疑で拘束された時「かなり怒っていた」という主張が出ている。

朝日新聞の牧野愛博 編集委員は今日(21日)、オンラインメディア“現代ビジネス”で「菅総理は、2015年の日韓慰安婦合意の実現に尽力した韓国のイ・ビョンギ前駐日大使と親交があった」とし「イ・ビョンギ前室長の逮捕当時、菅総理が『日韓関係のために尽力した友人を刑務所に送ったムン・ジェイン(文在寅)大統領に、強い怒りを感じていた』」という、日本政府関係者の発言を紹介した。

イ前室長は、パク・クネ(朴槿恵)政権の発足した年の2013年から1年あまりの間、駐日大使として務めたのち、国家情報院長を経て、2015年から2016年 大統領秘書室長となった。

イ前室長は特に 駐日大使当時、菅首相(当時は官房長官)など日本の政治家たちと幅広く交流し、これを基に2015年11月に「日韓首脳会談開催」と同年12月に「日韓慰安婦合意」の過程でも、深く関与していたとされている。

菅首相は、官房長官であった2014年6月、イ前室長の“国家情報院長 内定”の知らせに「とても素晴らしい方だ。日韓関係発展のために最善を尽くすことを期待する」と発言している。これは 日本政府の代弁者である“官房長官”としての立場での発言としては“異例”なことである。

牧野委員は、文大統領が去る16日に「就任の祝賀書簡」を送ったにもかかわらず、菅首相が まだこれといった反応をしていない点から「安倍政権につづいて菅政権でも、日韓関係は前途多難であるようだ」と推測した。

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