韓国企業の4~6月期売上高が大幅に減少した(コラージュ)=(聯合ニュース)
韓国企業の4~6月期売上高が大幅に減少した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が15日に発表した企業経営分析統計によると、新型コロナウイルスの影響で今年4~6月期の韓国企業の売上高は前年同期比10.1%減少した。売上高の増加率がマイナス10%を超えたのは、韓国銀行が四半期ごとの統計を取り始めた2015年1~3月期以来初めて。 売上高の減少は6四半期連続で、減少率は1~3月期(1.9%減)の5倍に上った。 製造業と非製造業のどちらも前期比で減少率が拡大し、石油化学は国際原油価格の下落、運送装備は自動車の需要不振により売上高の減少幅が広がった。卸売・小売業は貿易の減少で、運輸業は航空会社の旅客輸送と航空貨物輸送の減少で売上高が縮小した。 総資産増加率は1.1%で、前年同期(0.2%)に比べ増加した。総資産には負債も含まれるが、大企業を中心に社債が多く発行されたことにより上昇した。 4~6月期の韓国企業の売上高営業利益率は5.3%で、大企業・中小企業ともに前年同期より下落した。 もう一つの収益性指標である売上高税引き前純利益率は、前年同期の5.4%から5.2%に下落した。 韓国銀行は、19年末に現在の「株式会社などの外部監査に関する法律」の適用対象となる法人企業(2万914社、調査不適合業種を除く)のうち3862社を対象に7月27日から8月28日まで標本調査を行い、業績を分析した。
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