ソウルの社会的距離の確保が2段階に緩和された14日、ソウル市内のあるフランチャイズコーヒー店で人々が注文するため並んでいる。(画像提供:wowkorea)
ソウルの社会的距離の確保が2段階に緩和された14日、ソウル市内のあるフランチャイズコーヒー店で人々が注文するため並んでいる。(画像提供:wowkorea)
ここ2か月間実施された国民「抗体化」第2次調査の結果、韓国国内の新型コロナウイルスの抗体形成率が0.069%ということが明らかになった。全国1440人を調査した結果、ソウルで感染者1人が確認された。国民1万人のうち約7人は、1度以上感染したか現在感染した状態だということだ。

政府は数多くの犠牲者が出る可能性のある集団免疫(抗体形成率60~70%)を考慮せずに防疫対策にしがみついている。不幸中の幸いでまだ全世界で抗体形成率が最も低い水準だが、4~6月の調査で抗体が0.033%だったことと比べると2か月間に2倍以上大きく伸び、緊張感が高まっている。

これは防疫当局の統制にも関わらず、静かな感染が継続していると解釈される。防疫に隙が生じた瞬間、一瞬で統制力を失う時期が来る可能性があるという指摘だ。特に感染者が急激に増えた8月中旬以後は今回の第2次調査に含まれておらず、これから発表される抗体形成率はより増える可能性がある。当局は8月中旬以後の検体について大規模第3次調査を行う予定だ。

15日、中央防疫対策本部によると、6月10日から8月13日まで国民健康栄養調査を通じた抗体化第2次調査の結果、調査対象1440件のうち1件から抗体と中和抗体が確認された。全国民5178万579人中3万5732人が感染したと推定することのできる結果だ。現在累積感染者2万2285人を除いても、約1万人の隠れた感染者がいることと推定できる。今まで確認された感染者の中で感染経路が不明な割合が23.5%に達した理由も今回の結果を通して説明できる。

国民健康栄養調査は喫煙、飲酒、栄養、慢性疾患など約500個の保健指標を算出する国家健康統計調査として1998年に導入され、毎年約1万人を対象に実施されている政府事業だ。
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