韓国ソウルの公園付近で、無料の食事を受け取るために高齢者たちが並んでいる(画像提供:wowkorea)
韓国ソウルの公園付近で、無料の食事を受け取るために高齢者たちが並んでいる(画像提供:wowkorea)
韓国では高齢化が深刻化する中、65歳以上の高齢者の人口が2年連続で14歳以下の子供の人口を上回っていることが明らかとなった。

また 親といっしょに暮している子供の比率は、だんだん減っていて、2世帯のうち1世帯は親と別々に暮らしているという調査結果が出た。

一方 高齢者世帯の半分以上は、高齢者同士だけで暮らしていたり、一人暮らし世帯となっている。

韓国統計庁は28日に発表した“2019年 人口住宅総調査”の結果によると、昨年11月1日基準で韓国の総人口は5178万人となり、2018年より15万人(0.3%)増加した。

男性が2595万人で、女性の2538万人より12万人多く、韓国人は5000万人で外国人が178万人と集計された。

特に65歳以上の高齢人口は775万人となり、2018年の739万人より36万人(4.9%)増加し、全体の人口増加率を上回った。総人口から高齢人口の占める割合は15.5%と記録された。

一方 0歳から14歳までの人口は631万人となり、前年648万人より17万人(マイナス2.6%)減少した。この年齢層の総人口における割合は12.6%で、高齢人口より少なかった。

15歳から64歳までの生産年齢人口も3594万人で、前年3610万人より16万人(マイナス0.4%)減少した。

韓国ではこのように現在と未来の経済原動力となる64歳までの人口は減り、高齢人口だけが増えている状況である。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 96