国際原子力機関(IAEA)のオリ・ハイノネン前事務次長(提供:news1)
国際原子力機関(IAEA)のオリ・ハイノネン前事務次長(提供:news1)
北朝鮮では豪雨による洪水で、ウラニウム鉱山・精錬工場からの廃棄物が流入した貯水池が氾濫し、周辺地域に放射能汚染をもたらす可能性があると、専門家が憂慮している。

国際原子力機関(IAEA)のオリ・ハイノネン前事務次長は今日(22日)米国のラジオ放送局である自由アジア放送(RFA) とのインタビューで「ヨンビョン(寧辺)の核施設は洪水に備えて建てられているので、洪水による被害はないだろう」としながらも「寧辺核施設よりもウラニウム鉱山とウラニウム精錬工場から流れ出る放射能廃棄物が洪水により被害をもたらすか心配である」と語った。

つづけて「ウラニウム鉱山の現場を掃除したり、ウラニウム鉱石を熔解する時に水を大量に使用するが、この時にウラニウム鉱石にあるラジウムという物質が排水に混ざって貯水池に流れていく可能性がある」と語った。

また「このラジウムからラドンという放射能物質が出るのだが、この放射能廃棄物の流れていった貯水池が洪水により氾濫することになれば、放射能廃棄物が川に流入し、生活用水として活用される可能性がある」と付け加えた。

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