韓国軍関係者によると、ロシアの軍用機は19日午前、約20分にわたり独島付近の韓国防空識別圏を南下し、日本の防空識別圏の方向に抜けた。
ロシア国防省は戦略爆撃機ツポレフ95MS2機が東海と太平洋北西部で定例飛行を実施したと明らかにしており、韓国防空識別圏への進入はこの際に行われたとみられる。
当時、韓国軍は対応措置を取ったようだ。外国の軍用機などが韓国防空識別圏に入る場合、韓国軍は通常、F15K、F16戦闘機などを出動させ対応飛行を行う。
ロシア軍用機の韓国防空識別圏進入は17日、米軍の戦略爆撃機6機が日本の近海で訓練を実施したことへの対応との見方が出ている。合同軍事演習を実施している韓国軍と米軍の対応措置などを確認する意図もあるとみられる。
ロシアは各国の防空識別圏を認めていない。
韓国軍は昨年10月、ロシアの軍用機が数回にわたり韓国防空識別圏に入ったことに抗議したが、ロシア側は領空侵犯でなければ問題ないとの立場を示した。
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