「仁川国際空港の正規職への転換は差別」…人権委は陳情を‘却下’するか=韓国(提供:news1)
「仁川国際空港の正規職への転換は差別」…人権委は陳情を‘却下’するか=韓国(提供:news1)
インチョン(仁川)国際空港公社の非正規職保安検査要員の正規職化雇用関連陳情申し立てで、調査中の人権委調査チームが‘却下’の意見を付けて委員会に報告するものと見られる。

市民団体である司法試験準備生の会(司準会)は10日、仁川国際空港陳情事件の担当調査官が「却下で委員会に報告する予定だ」と口頭で答えたことを明らかにした。

これに先立ち、司準会は仁川国際空港公社が下請け・非正規職保安検査要員1902人を正規職として直接雇用することにした決定は‘平等権侵害・差別行為’に該当するとして、6月25日に人権委に陳情を申し立てていた。

司準会は、非正規職の一部を直接雇用し、既存の正規職が剥奪感や喪失感を生じるようになったのは、差別行為に該当すると見ている。

さらに、仁川国際空港非正規職の正規職転換宣言があった2017年5月12日以前に入社した非正規職は直接雇用し、以後入社した非正規職に対しては適格審査手続きを経るようにした空港公社の方針も同様に差別行為だと主張した。

しかし、司準会によると、人権委の調査チームは、これを人権委の調査対象である差別行為とは判断しなかった。

また、人権委の調査チームは、「直接雇用の対象となる非正規職と就活生を差別している」という司準会の主張についても、「差別の対象となる適切な比較主体とは考えられない」と判断した。

ただ、司準会の陳情に対する人権委の却下決定はまだ確定していない。

司準会は「委員会で調査チームの意見を受け入れれば却下決定が下され、逆に委員会で調査決定が下されれば、仁川国際空港職員らに対する訪問現場調査が行われると担当調査官が答えた」と伝えた。

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