‘良心の自由’ 韓国の兵役拒否者35人、代替服務…創軍以来初(提供:news1)
‘良心の自由’ 韓国の兵役拒否者35人、代替服務…創軍以来初(提供:news1)
宗教的信仰などによる兵役拒否者35人が今年10月から代替服務することになった。代替役の選抜は創軍以来初となる。

兵務庁代替役審査委員会は15日、全員会議を開催し、申請者のうち35人に対する代替役の編入決定を発表した。

この35人は全員‘良心の自由’を理由に兵役を拒否した疑いで起訴されたが、最高裁で無罪判決が確定した。

彼らは今年10月から代替服務要員として召集され、刑務所や拘置所などの矯正施設で36か月間合宿服務する。別途の軍事訓練は受けずに給食・物品・保健衛生・施設管理に関する業務補助を行う。

審査委員会は、代替役法付則により、事実調査と事前審査委員会の審議手続きを省略し、全員会議で彼らの編入を決めた。裁判所から無罪が確定しただけに良心の自由が検証されたことになる。

代替役は兵役の種類を規定している兵役法第5条について、2018年に憲法裁判所が「憲法不合致」決定を下し、新たに導入された軍服務の形態だ。

憲法が保障する良心の自由を理由に現役・補充役などの服務に代わり、兵役を履行しようとする希望者は代替役編入を申請することができる。兵務庁は先月30日から代替役編入申請を受け付けている。

審査委員会は「今日は代替役制度に第一歩を踏み出す日」とし「この一歩が土台となって新しく導入された制度が早く定着するよう最善を尽くす」と明らかにした。

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