自殺した女子トライアスロン元韓国代表選手の父、「加害者らは人間じゃない…未公開の証拠ある」(提供:news1)
自殺した女子トライアスロン元韓国代表選手の父、「加害者らは人間じゃない…未公開の証拠ある」(提供:news1)
指導者や先輩からの暴行・暴言などを苦に自殺したトライアスロンの有望選手、故チェ・スクヒョン選手の父親が加害者らの厚かましさに憤った。父親チェ氏は、現在まで公開された証言と証拠のほかにも、さらに多くの証拠が準備されていると明らかにした。

 チェ選手の父親は8日、news1との電話取材で「国会、スポーツ公正委員会に出席しながら、顔を上げている3人に罪悪感が見えなかった。本当に人間でもない」とし「チームドクターを含め、4人のこのような厚かましさに言葉を失った。国民をさらに憤らせている」と述べた。

 元ユース韓国代表で有望株だったチェ選手は高校生だった2016年2月から慶州市庁のキム・ギュボン監督、チームドクター、そして先輩2人からの暴行・暴言に苦しんだ。

 チェ選手は大韓鉄人3種競技(トライアスロン)協会、大韓体育会クリーンスポーツセンター(スポーツ人権センター)に陳情書を提出し、警察にも届けを出した。しかし措置が取られず、1人で苦しい時間に耐えなければならず、自ら命を絶った。

 しかし、加害者とされるキム監督と先輩2人は去る6日、国会で開かれた文化体育観光委員会会議で、国会議員らから暴行や暴言の事実などに対する質問に「そのようなことはない」との答えを繰り返した。

 また、午後に行われた大韓鉄人3種競技(トライアスロン)協会のスポーツ公正委員会にも出席し、自分らの容疑をすべて否認。協会関係者は「容疑者らの記憶が異なるべきだが、全員が同じ内容、同じパターンで供述した」とし「誰かの誰協力を受けて対応策を用意したと思われる」と加害者たちが事前に口裏を合わせたのでは、と疑った。

 チェ選手の父親は「さらなる被害者も出てきているのに、真っ赤な嘘をついている。弁護士や法をよく知っている保護者らの指示を受けたようだ」と怒りを抑えきれなかった。

 続けて「ずっと嘘をつくようだが、加重処罰を受けて、もっと重い法的処罰を受けてほしい」と付け加えた。


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