陳志偉 香港大学公共衛生学院教授(提供:news1)
陳志偉 香港大学公共衛生学院教授(提供:news1)
昨年末中国で初めて確認されて以降、世界的に380万人を越えて感染している新型コロナウイルス感染症の伝染力は、17年前に多くの死者を出したSARS(重症急性呼吸器症候群)よりかなり高いという研究結果が出た。

香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、香港大学公共衛生学院の研究陣は、新型コロナが目と気道を通して伝播する確率が最大100倍高いという研究結果を国際論文誌(The Lancet Respiratory Medicine)に発表した。

この研究チームは人体の呼吸器と目の組織を培養し新型コロナを起こす“SARS-Cov-2”と鳥インフルエンザウイルスである“H5N1”、SARSの病原体“SARS-coV”を比較した。

その結果、目の表面の細胞である結膜と上部の呼吸器で確認された新型コロナウイルスの数値がSARSより80から100倍高いという結果が明らかになった。

今回の研究を率いた陳志偉 香港大学教授は「新型コロナのウイルスの数値がSARSより高いのは、新型コロナの高い伝染性ゆえである。また目が新型コロナの重要な経路である可能性があるという事実をみせている」と語った。

これにより、医療陣はマスクはもちろん、ゴーグルも必ず着用しなければならないと、専門家たちは語っている。

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