日本政府による“対韓輸出規制”品目フォトレジストの、日本から韓国への輸入が今年に入り正常水準を回復したという結果が出た(提供:news1)
日本政府による“対韓輸出規制”品目フォトレジストの、日本から韓国への輸入が今年に入り正常水準を回復したという結果が出た(提供:news1)
昨年、日本政府が韓国に対し“輸出規制”した品目であった半導体用のフォトレジスト(PR)の、日本から韓国への輸入が今年に入り20%以上増加し、正常水準を回復したという結果が出た。昨年末の日韓首脳会談を前に日本がフォトレジストに対する規制措置を一部緩和させた影響によるものだとみられている。

昨年、日本による対韓輸出規制により、サムスン電子、SKハイニックスなどの韓国の大手企業は日本製素材にそのほとんどを依存していたため、中国や台湾、ヨーロッパなどの他の地域からの迂回輸入や韓国製の代替材の開発などを行なった。

しかし、フォトレジストとともに3大輸出規制品目であったフッ化水素は依然として規制対象のまま、日本からの輸入が大きく減少していると集計された。

今日(21日)韓国の産業通商資源部(経済産業省に相当)と関税庁によると2020年第1四半期(1月から3月)韓国の半導体製造用のフォトレジストの輸入は約8684万ドルで前年同期対比31.3%増加した。

特に今年の第1四半期の半導体用フォトレジストの輸入は、地域別で日本が約7780万ドルとして89.6%を占めている。

一方、今年の第1四半期、日本からの半導体製造用のフッ化水素の輸入は約238万ドルで前年同期対比88.4%も減少している。

このように日本から直接フッ化水素を輸入するのに制限がかかっている状況の中、韓国企業は中国からの迂回方式で輸入することに踏み切っている。

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