期日前投票所で、有権者が新型コロナウイルス感染の拡大防止策として使い捨て手袋をつけて投票している=10日、釜山(聯合ニュース)
期日前投票所で、有権者が新型コロナウイルス感染の拡大防止策として使い捨て手袋をつけて投票している=10日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で国会議員を選ぶ4年に一度の総選挙(15日投開票)を前に、世論調査会社の韓国ギャラップが10日発表した政党支持率は進歩(革新)系与党「共に民主党」が前週より3ポイント上昇した44%、保守系最大野党「未来統合党」が前回調査と同じ23%だった。 調査は7~8日に全国の有権者(18歳以上)1000人を対象に実施された。 このほか、野党の「正義党」の支持率は2ポイント上がった6%、「国民の党」は1ポイント下がった3%、「開かれた民主党」は1ポイント上がった3%だった。無党派層は4ポイント下がった18%で、今年に入って初めて10%台に下落した。 比例代表選を巡り、共に民主党など与党陣営が参加する「共に市民党」に投票するとの回答は23%、未来統合党が発足させた「未来韓国党」は22%、正義党は13%、開かれた民主党は8%、国民の党は6%などで、正義党と開かれた民主党への投票意向は政党支持率よりも高かった。 韓国ギャラップは「共に民主党支持層の比例代表政党の選択が共に民主党(47%)、正義党(16%)、開かれた民主党(12%)に分散した結果だ」と説明した。未来統合党の支持層の78%が未来韓国党に投票すると答えたのとは対照的だ。  比例代表の投票意向を基に算出した予想得票率は、未来韓国党が30%、共に市民党が28%、正義党が16%、開かれた民主党が10%、国民の党が8%などとなった。 一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ1ポイント上昇の57%だった。不支持率は1ポイント下落の35%。支持すると答えた人のうち、59%が「新型コロナウイルスへの対処」を理由に挙げた。 次期大統領選挙(2022年)への出馬が予想される政治家の支持率は、共に民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)前首相が26%、同党の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が11%、未来統合党の黄教安(ファン・ギョアン)代表が8%、国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表が5%などだった。
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