北朝鮮の宣伝サイト「朝鮮の今日」によると、朝鮮赤十字会のボランティアが医療関係者と協力しながら、一般家庭を訪問して新型コロナウイルス感染の予防策を説明している(同サイトから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の宣伝サイト「朝鮮の今日」によると、朝鮮赤十字会のボランティアが医療関係者と協力しながら、一般家庭を訪問して新型コロナウイルス感染の予防策を説明している(同サイトから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が新型コロナウイルス感染症の対策として入国者や外国人に対し取っていた隔離措置を順次解いている。同措置は1カ月以上に及んだとみられる。朝鮮中央通信が20日、「異常な症状がないことが確かめられたため、19日現在、3人を除き、すべての外国人が隔離解除された」と伝えた。北朝鮮メディアは以前に約380人の外国人に隔離措置が取られたと報じていたが、そのほとんどが措置を解かれたと推測される。 中央通信はまた、具体的な地域名を挙げながら隔離措置が解除された人の数を伝えた。20日までの北朝鮮メディアの報道を総合すると、平安南道・平安北道で約4300人、江原道で約1430人、慈江道が2630人と、合計約8360人に対する措置が解かれたことになる。中央通信が「各道で、隔離期間が完了してウイルス感染の症状がない人たちが次々隔離解除されている」と伝えたことから、実際の数はずっと多い可能性がある。 一方、北朝鮮は一貫して感染者はいないと主張している。朝鮮労働党機関紙の労働新聞は20日付の記事で、「いまだ、わが国に感染症は入ってきていない」とした。
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