国会企画財政委員会全体会議であいさつする洪楠基氏=17日、ソウル(聯合ニュース)
国会企画財政委員会全体会議であいさつする洪楠基氏=17日、ソウル(聯合ニュース)
【世宗、ソウル聯合ニュース】韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は17日の国会企画財政委員会全体会議で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う金融市場の混乱を抑えるため、外国為替取引など金融市場の安定化に向けた対策をあすの経済関連閣僚会議で発表する方針を明らかにした。 洪氏は「このところリスク回避の傾向が強まり、金融市場が不安定になりかねない」と強調した。この日のソウル外国為替市場ではウォンが急落し、終値は前日より17.50ウォン安・ドル高の1ドル=1243.50ウォンと、10年ぶりのウォン安水準となった。 洪氏はまた、米国との通貨交換(スワップ)協定を締結するための努力を再開するべきとの指摘については、「韓米の通貨スワップは強固なセーフティーネットになる」とし、「2008年にもそのような事例があったが、政府は最大限そうしたケースになるよう内部的に努力している」と強調した。 2008年の世界金融危機の際、韓国は米国と300億ドル(現在のレートで約3兆1974億円)規模の通貨スワップ協定を結び、金融市場の安定化を図った。
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