「マスク5部制」の施行を翌日に控えた週末の8日午後、大田広域市の薬局の前には、マスクを購入しようとする市民が次々と訪れていた(提供:news1)
「マスク5部制」の施行を翌日に控えた週末の8日午後、大田広域市の薬局の前には、マスクを購入しようとする市民が次々と訪れていた(提供:news1)
「来週から週に2枚しか買えないので、この週末に買いに来ました」。

 「マスク5部制」の施行を翌日に控えた週末の8日午後、大田広域市の薬局の前には、マスクを購入しようとする市民が次々と訪れていた。

 9日から施行される「マスク5部制」を前に、平日にマスクを購入できない人がパスポートや住民登録証、運転免許証などを持って薬局を訪れた。

 ところが、薬局のドアの前には「公的マスク品切れ」という案内文が貼り付けられていた。

 薬局の前で会ったAさんは、「昼食を食べてレストランの近くの薬局4か所に行ってみたけど、マスクがなかった」とし、「最初から薬局のドアの前に品切れの貼り紙がされているところがあったり、9日から入荷するところもあり、最終的にマスクを購入できなかった」と述べた。

 9日からは「マスク5部制」が導入されることに伴い、生まれた年に応じて、1人当たり1週間に2枚ずつ購入することができる。

 生まれた年の最後の数字が1・6であれば月曜日、2・7であれば火曜日、3・8であれば水曜日、4・9であれば木曜日、5・0であれば金曜日に購入できる。

 平日に購入できなければ、週末にのうち1日を選んで購入することができる。購入可能場所は薬局だけでなく、農協ハナロマートなどでも購入できるようになっている。

 マスクを購入できなかったBさん(74歳)は、「歩くことも不便で杖をついてわざわざ家から出て来たのに一枚も購入できなかった」とし、「最初は身分証明書が必要なのか分からなくて出て来たが、もう一度家に帰って住民登録証まで用意し、2か所の薬局に行ってみたけど、無駄足を踏んだ」と不満をもらした。

 5歳の子どもと一緒に小児科での診察を終えて、薬局を訪れたCさん(37歳・女性)は「月曜日からは朝早く出勤する(平日は薬局に行けない)ため、マスクを購入しに来たが、購入もできずに心配だ」とし、「できるだけ外出を減らし、手指消毒剤やハンドソープなどを用いて家庭でできる予防に努めたい」と述べた。
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