現代自動車の工場(資料写真)=(聯合ニュース)
現代自動車の工場(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車と子会社の起亜自動車の2月の販売台数が大幅に減少した。新型コロナウイルスの影響による中国製部品の在庫不足などで初めて国内の全工場が稼働を停止したことに加え、国内外で需要に変化があったことが影響した。 現代は2日、2月の世界販売が27万5044台で前年同月比12.9%減少したと発表した。国内は26.4%減の3万9290台、海外は10.2%減の23万5754台だった。国内販売が4万台を割り込んだのは2012年8月(3万5950台)以来。 2月の海外販売は北米や欧州などで好調だったものの、中国市場で振るわず、全体では減少となった。 現代の関係者は、これまでに例のない危機的な状況が近づいているため、これを打開するために地域ごとに対応策を用意し、早期正常化に努めると話した。 今年1~2月の累計販売台数は58万9869台で、昨年同期比6.6%減少した。国内は23.7%減の8万6881台、海外は2.8%減の50万2988台となった。 起亜の2月の世界販売台数は18万7844台で前年同月比5.0%減少した。国内は13.7%減の2万8681台、海外は3.2%減の15万9163台だった。 起亜の国内販売は2008年のリーマン・ショックに端を発する世界金融危機のさなかに記録した2万5184台(09年8月)に次ぐ低水準となった。 海外販売が減少した理由について起亜は中国市場における消費心理の悪化が主な原因と説明した。
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