北朝鮮は、新型コロナウイルス関連の明確な診断・治療方法が完全に確立されるまで、国境封鎖措置を維持すると27日、明らかにした(提供:news1)
北朝鮮は、新型コロナウイルス関連の明確な診断・治療方法が完全に確立されるまで、国境封鎖措置を維持すると27日、明らかにした(提供:news1)
北朝鮮は、新型コロナウイルス関連の明確な診断・治療方法が完全に確立されるまで、国境封鎖措置を維持すると27日、明らかにした。

 保健省のキム・ヒョンフン部長はこの日、在日本朝鮮人総連合会機関紙朝鮮新報との動画インタビューで、新型コロナウイルスを遮断するために、当局の措置に関連してこのように述べた。

 キム部長は「現在、国境の入国地点と港湾、空港において一斉に外国人の入国を禁止した」とし、「診断方法と治療方法が完全に確立されるまでは、この対策は継続され、今と同じように進められるだろう」と述べた。

 北朝鮮は先月22日、新型コロナウイルスが世界中に広がり始めたため、外国人の北朝鮮観光を禁止し、1月末から現在まで航空便や列車など、事実上すべての交通便の運航を停止する強力な防疫措置を実施中である。

 キム部長の発言から、北朝鮮は新型コロナウイルス拡散の勢いが収まるまでは、国境封鎖措置を継続するものと見られる。国境閉鎖措置に関連して、北朝鮮当局者からこのような発表がされたのはこれが初めてだ。

 キム部長は「現在、北朝鮮には誰一人として新型コロナウイルスに感染した患者は入国していない」とし、感染者がいないという従来の立場を維持した。

 対応措置に関しては、国境封鎖前に入国してきた人はもちろん、このような人々と接触した者もすべて隔離対象として症状に応じて緊急診断していると明らかにした。

 これにより運航が再開されたことが知られていた北朝鮮の平壌とロシアのウラジオストク間の航空路線も再開されないことが確認された。

 高麗航空のホームページには、24日に平壌とウラジオストク間の飛行日程が示されていたが、実際には運航が行われていないと思われる。

 実際に高麗航空のホームページには現在運航していない平壌と中国の北京間の飛行日程もともに示されていた。実際には飛行事実がないなか、運行日程だけが公開されていたことになる。

 キム部長が新型コロナウイルスの明確な診断・治療方法が確立されるまでは、国境閉鎖は継続されると明らかにしただけに、北朝鮮はしばらくの間、航空便の運航を引き続き中断するものと予想される。
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