ソウル高裁に出廷する李明博被告=19日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル高裁に出廷する李明博被告=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】横領や収賄などの罪に問われ、一審で懲役15年などの実刑判決を受けた韓国元大統領、李明博(イ・ミョンバク)被告(78)の控訴審判決公判が19日、ソウル高裁で開かれ、高裁は懲役計17年(求刑同計23年)や罰金刑などを言い渡した。同被告は健康状態の悪化を理由などに昨年3月に保釈されたが、裁判所が保釈許可を取り消したため再び拘束された。 2008年から5年間、大統領を務めた李被告は、自動車部品会社「ダース」を実質的に所有して巨額の資金を横領した罪や、ダースの米国での訴訟費用をサムスン電子に肩代わりさせるなどして総額110億ウォン(約10億1600万円)を受け取った収賄罪などに問われ、18年4月に起訴された。   検察は先月の論告求刑公判で、収賄罪に対して懲役17年などを、横領を含む残りの罪に対して懲役6年などを求刑。「被告は国民に与えられた権限を私益追求の手段として乱用し、憲法の価値を損なった」とし、懲役15年の一審判決は軽すぎると主張した。
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