売り場に並ぶゴルフクラブ(資料写真)=(聯合ニュース)
売り場に並ぶゴルフクラブ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】日本政府が昨年に対韓輸出規制を強化して以降、韓国では日本製品の不買運動が広がったが、日本製ゴルフ用品は特にその影響を受けていないことが14日、明らかになった。 シンクタンクの韓国レジャー産業研究所がゴルフ用品の輸出入に関する関税庁の資料を分析したところ、昨年のゴルフ用品の日本からの輸入額は2億1670万ドル(約238億円)で、前年比5.8%減少した。日本製の自動車やビール、韓国人の日本旅行が不買運動のあおりで急減したのと比べると、取るに足りないほどわずかな減少率だ。日本製のゴルフ用品に対する需要がそれだけ根強いことを示している。 昨年の日本製ゴルフクラブの輸入額は前年比7.6%減の1億9410万ドルだった一方、シャフトなどゴルフクラブのパーツの対日輸入額は前年の1460万ドルから1520万ドルと、むしろ増加した。ゴルフボールの輸入額も410万ドルから600万ドルに増えた。 韓国製ゴルフ用品の対日輸出は輸入を上回る減少をみせた。 韓国製ゴルフクラブの昨年の日本向け輸出額は40万ドルで、前年の430万ドルに比べ約10分の1に減った。ゴルフボールの対日輸出額も前年の280万ドルから250万ドルに減少した。ただ、ゴルフバッグやシューズなどその他ゴルフ用品の輸出額は270万ドルから500万ドルに増加した。 韓国では、日本のゴルフ用品は高級品と認識されている。レジャー産業研究所の徐千範(ソ・チョンボム)所長は「韓国のゴルファーが日本製品を好む風潮が依然として強い上、日本製品に代わる国産品がほとんどないことから、ゴルフ用品では不買運動が盛り上がるのは難しい」と説明。その上で、「韓国製ゴルフ用品の競争力向上が急がれる」と指摘した。
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