李柱烈総裁(韓国銀行提供)=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》
李柱烈総裁(韓国銀行提供)=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁はこのほど記者団に対し、同行が予測した韓国の19年国内総生産(GDP)成長率(2.2%)について、「達成は容易ではない」との認識を示した。成長率見通しを示した7月に比べ、下方リスクが高まったと説明した。 韓銀は7月に、4月時点の成長率見通し(2.5%)を0.3ポイント下方修正している。李氏は米中貿易摩擦などが投資家心理を冷やし、グローバル・バリューチェーン(製造の国際的ネットワーク)をぜい弱にすることで、世界景気が鈍化する恐れがあると懸念。韓国経済もこれらの影響により、輸出と投資が減少しているほか、消費心理にも悪影響が出ているとの認識を示した。 また韓国の主力輸出品の半導体産業にも言及。「半導体景気が回復するには、もう少し時間がかかると見ている」と述べた。来年の景気回復についても、半導体市場の動向や米中貿易摩擦などが重要な要因になるとした。
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