米軍の偵察機RC135Wが19日、ソウルなどの上空を飛行したことが分かった(エアクラフト・スポットのツイッターより)=(聯合ニュース)
米軍の偵察機RC135Wが19日、ソウルなどの上空を飛行したことが分かった(エアクラフト・スポットのツイッターより)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国が中国の習近平国家主席の訪朝を控えた時期に、朝鮮半島上空に偵察機を飛行させたことが20日、分かった。北朝鮮の核・ミサイル施設など、通常の軍事動向情報を収集する意図とみられるが、貿易問題などで対立している中国をけん制する狙いがあるとの見方もある。

 民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、米軍の偵察機RC135W1機が19日、韓国のソウルや仁川などの上空を飛行した。同機は11日も同じ地域を飛行している。

 RC135Wは米空軍主力の通信傍受用偵察機で、北朝鮮にミサイル発射の動きがある際などに飛ばしている。

 軍事専門家は「偵察機の飛行タイミングが注目される」として、「通常の偵察飛行とみられるが、習主席の訪朝を念頭に置いた措置かもしれない」と述べた。

 習主席は20~21日、北朝鮮を公式訪問する。中国の最高指導者の訪朝は14年ぶりとなる。


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