韓国は両国の企業による自発的な拠出金で財源を確保し、被害者に慰謝料を支払う案を日本に提案した=(聯合ニュースTV)
韓国は両国の企業による自発的な拠出金で財源を確保し、被害者に慰謝料を支払う案を日本に提案した=(聯合ニュースTV)
◇韓日両国企業拠出の財源で徴用被害補償 韓国政府が提案 韓国の大法院(最高裁)が日本企業に対し、日本による植民地時代に強制徴用された韓国人被害者への賠償を命じたことについて、韓国外交部は19日、韓国と日本の企業による自発的な拠出金で財源を確保し、被害者に慰謝料を支払う案を日本に提案したと明らかにした。◇徴用問題巡り外務省が韓国に遺憾表明 仲裁委設置応じるよう要求 強制徴用訴訟問題を巡り、日本が要請した韓日請求権協定に基づく仲裁委員会の設置に韓国が期限内に応じなかったことに対し、日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は在日韓国大使館の金敬翰(キム・ギョンハン)次席公使を呼び、遺憾の意を伝えた。また、第三国を選定して仲裁委員会を設置することを改めて提案した。金公使は記者団に対し「本国に報告する」と答えたと明らかにした。◇文大統領「今が飛躍か停滞かの岐路」 製造業再生ビジョン宣言 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、ソウル郊外の京畿道安山市の「スマート製造革新センター」で開かれた「製造業ルネサンス(再生)ビジョン」宣言式に出席した。壇上で、2030年に世界4大製造強国に飛躍することを目指す製造業ルネサンスビジョンを強く推し進めていくとしながら、「製造業の復興がすなわち経済の復興。製造業4強とともに国民所得4万ドル(約430万円)時代を開く」と表明した。韓国が強みを持つ製造業の飛躍を経済発展の主軸に据える姿勢を示したことになる。◇北朝鮮船員2人は亡命の意思強い=韓国軍 韓国軍合同参謀本部は、北東部の江原道・三陟港で15日に発見された北朝鮮漁船に乗っていた4人のうち2人は「強い亡命の意思」を持っていたと、国会国防委員会の安圭伯(アン・ギュベク)委員長(与党・共に民主党)に報告した。安委員長は記者団に「2人は(亡命の)意思が強く、2人は内容を知らずに(韓国に)来たため、北に戻った」と説明した。◇6月臨時国会 与野党の日程調整難航 20日から開かれる予定の臨時国会の日程調整など、国会正常化問題を巡って与野党の対立が続いている。臨時国会は最大野党「自由韓国党」を除く与野党4党の要請によりあすから開会するが、与野党が議事日程に合意しておらず、当分の間は「開店休業」状態が続く見通しだ。与野党は、自由韓国党が要求した経済聴聞会の開催問題を国会正常化の最終争点として残している。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0