政府は5日、与党との協議を経て、こうした内容の酒類課税方式の改編案を確定させたと発表した。2019年の政府の税法改正案に反映させて国会に提出し、来年から施行する予定だ。
政府はひとまず、ビールとマッコリ(濁り酒)について従量税に切り替える。税率は毎年物価に連動して調整する。焼酎や蒸留酒などその他の酒については、ビールとマッコリの切り替えの効果などを見極め、業界の意見を十分に聞いた上で転換を検討するという。
ビールには来年から1リットル当たり830.3ウォン(76円)の酒税が課される。直近2年間の出庫量や酒税額を考慮し、税収に変動がない範囲内で定めた。
現在、韓国では酒の種類に応じて出庫価格を基準に5~72%の税率を適用している。ビールに対しては最高税率の72%が適用されている。
これまで、韓国産ビールは製造コストと販売管理費、利益を含む出庫価格が課税標準となるのに対し、輸入ビールは国内での販売管理費や利益が含まれていない輸入申告価格が基準となるため、国産ビールが逆差別されているとの指摘があり、こうした声が従量税への転換の動きにつながった。
マッコリには来年から1リットル当たり41.7ウォンの酒税が課される。マッコリは現在、最低税率の5%が適用されている。
韓国は1968年に酒税を従価税方式に転換。それから52年にして、再び従量税に転換することになる。現在、経済協力開発機構(OECD)加盟35カ国のうち30カ国が酒税に従量税方式を導入している。
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