大韓赤十字社の離散家族画像再会室=(聯合ニュースTV)
大韓赤十字社の離散家族画像再会室=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は21日、南北交流協力推進協議会を開き、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の映像を通じた再会行事を準備するため、南北協力基金から約31億ウォン(約3億円)を支援することを決めた。 離散家族の映像再会は2005~07年に計5回実施された。韓国にはソウルなど13カ所に映像再会が可能な施設がある。支援金は施設の補修や北朝鮮側施設への装備支援などに使われる。 韓国政府はモニターやビデオカメラなどを北朝鮮に搬出するため、国連安全保障理事会の制裁や米国の独自制裁の例外認定を受けている。 一方、離散家族1世の記録を保存し、今後の交流などに備えるためのDNA検査に必要な経費15億7500万ウォンも南北協力基金から支援することにした。韓国政府は14年から毎年、離散家族のDNA検査を行っている。 韓国統一部によると、18年の南北協力基金の収入は6411億ウォンで、5565億ウォンが支出された。事業費として▼統一政策に42億ウォン▼南北の社会文化交流に100億ウォン▼人道問題解決に77億ウォン▼開城工業団地など南北経済協力関連に1898億ウォン――の計2117億ウォンが使われた。前年の支出額684億ウォンより増えている。
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