仁川空港で取材に応じる李度勲氏=18日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港で取材に応じる李度勲氏=18日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】北朝鮮核問題に関する交渉の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は18日、ロシアに向かう前に仁川国際空港で記者団に対し、ロシア首席代表のモルグロフ外務次官との会談について「最近ロシアは北との接触が多く、(特に)高官レベルの接触が多かった」とし、「とても大切な機会になると信じている」と述べた。 李氏は「ベトナム・ハノイで行われた(米朝)首脳会談以降、今は関連国との協議を緊密にしなければならない非常に重要な時期」とし、「モルグロフ次官とさまざまな話をして今後どのように協力していくのかを重点的に扱う予定」と説明した。 また、「今はさまざまな国と緊密に協議し、共に力を合わせて問題を解いていかなければならない時だと考える」とし、「そのような意味で今回の訪問を終わらせた後、中国と日本を訪問する予定で、米国とも続けて会談する予定」と付け加えた。 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が15日の記者会見で、韓国政府について、「仲介役ではなくプレイヤー」と言及したことについては、「(韓国政府は)プレイヤーだが、重要なプレイヤー」と述べた。 李氏はロシアのサンクトペテルブルクで19日(現地時間)、モルグロフ氏と会談する予定だ。 この席で李氏は先月27~28日に開かれた米朝首脳会談以降の朝鮮半島の状況について意見交換し、完全な非核化と朝鮮半島の恒久的平和定着のための両国の協力などについて協議する計画だ。  20~21日にはベルギー・ブリュッセルの欧州連合(EU)本部を訪問して各国大使らに向け演説するほか、EUの外務省にあたる対外行動庁のシュミット事務局長などと会談する予定だ。 李氏は今月5~7日に訪米し、米国首席代表を務める国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表と会談。15日にはソウルで日本首席代表の金杉憲治外務省アジア大洋州局長と会談した。
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