李本部長と米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表は20日(現地時間)にワシントンで作業部会の初会合を開いた。写真は10月末にソウルで両氏が会談したときの様子=(聯合ニュース)
李本部長と米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表は20日(現地時間)にワシントンで作業部会の初会合を開いた。写真は10月末にソウルで両氏が会談したときの様子=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】韓国と北朝鮮が推進する南北の鉄道連結に向けた北朝鮮区間の共同調査について、米国政府が全面的な支持を表明した。

 6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は20日(現地時間)に米ワシントンで開かれた北朝鮮問題を巡る作業部会(ワーキンググループ)の第1回会合終了後、韓国の特派員に対し「米国側が共同調査について強力な支持を表明した」と述べた。

 南北の鉄道連結・近代化事業は4月の南北首脳会談後に発表された板門店宣言に盛り込まれた。南北は10月の閣僚級会談で、北朝鮮区間の共同調査を経て11月末~12月初めに着工式を開くことで合意したが、北朝鮮の非核化措置と米国の相応措置を巡り朝米(米朝)交渉が滞り、鉄道連結事業の日程もずれ込んでいる。

 米国は南北協力と北朝鮮の非核化が並行して進展しなければならないとの立場を堅持している。韓米が北朝鮮核問題を巡る交渉に関連して円滑な連携を図るために設置した作業部会の初会合で、米国側が南北協力事業に関する支持を示し注目される。

 李氏は、南北が合意した当初の予定より遅れたが、年内に鉄道近代化に向けた着工式を開くのが目標だと述べた。


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